・インパクトドライバーでどんなことができるのか
・いろいろなビットを紹介
インパクトドライバーで何が出来る?
インパクトドライバーは、代表的な使用例はビスを締めたりボルトを締め付けたりするのに使われる機械です。
その名の通り、ドライバー代わりの物で電動で打撃と回転を与えて締付が可能です。
- 穴をあける
- 締め付ける
- 研磨する
- 混ぜる
などと先端部のビット取り替えることによりいろいろな用途で使用することもできます。
特に最近ではビットの種類は豊富にあります。変わり種を含めて、様々なビットを紹介します。
またインパクトドライバーのビットは必ず以下のサイズとなります。
軸径またはシャンク径:6.35㎜ 六角軸
ハンマードリルなどインパクト以外のビットも数多く販売されています。インパクトドライバーのビットは全て6.35㎜です。間違ったビットを買って合わないなどとなる場合がありますので、覚えておきましょう。
穴を開ける
穴あけ用のビットにも多種多様に製品が販売されています。
大まかに説明すると、木・鉄・ステンレス・アルミ・石・コンクリートなどへの穴あけが出来ます。
木の穴あけ
木材への穴あけは、キリやホールソーと呼ばれるビットを用いて穴あけを行います。あけられる穴の幅は1㎜~65㎜程度です。キリはホールソーより細く、ホールソーはキリより太い穴あけが出来ます。
また深穴(50㎜程度~)については木キリを使い、浅い穴(~40㎜程度)をあけたい場合はホールソーを使います。
木キリは浅い穴をあけるのにも使えますが、ホールソーで深く穴をあけられるものはありません
木キリ
・ビスの下穴開け
・ボルト孔の穴あけ
主にこのような作業に使用されます。
ホールソー
・木を貫通させて配管やパイプなどを通す
・カウンターの配線穴あけ
主にこのような作業に使用されます。
座ぐりビット
・木にボルト頭を埋め込みたい時
主にこのような作業に使われます。
鉄の穴あけ
鉄への穴あけも鉄キリと呼ばれるもので穴あけをします。キリでの穴幅は1㎜~10㎜程度で、それより大きい幅の穴はステップドリル(現場では通称タケノコ)を使用して穴を拡張します。
木と同じくホールソーもあります。対応板厚が1㎜~3.2㎜程度となります。
鉄は当然木より固く加工がしにくいので、ビットの対応板厚についてはよく確認して購入することをお勧めします。
鉄キリ
・ビスの下穴開け
主にこのような作業に使われます。
ステップドリル(タケノコ)
・鉄キリであけた穴の拡張
主にこのような作業に使われます。
ホールソー
・外壁など板金の配管貫通
主にこのような作業に使われます。
ステンレス・アルミ
鉄のビットと同様です。キリ、ステップドリル、ホールソーがあり、鉄と兼用か、ステンレス又はアルミ用でビットがあります。
鉄と似たり寄ったりの内容になるので詳細は割愛します。
石・コンクリート
石やコンクリートは固く、インパクトのビットとしては種類が少ないです。
コンクリートドリルと呼ばれる製品で穴あけのビットがあります。径が10㎜程度までで、これより大きい径をあけたい場合、または深い穴をあけたい場合はハンマードリルを使用するのが一般的です。
コンクリートドリル
・コンクリートビスの下穴開け
主にこのような作業に使われます。
締め付ける
締め付けは、ビスやボルトを回して締め付けるビットが主流です。
プラスビット
インパクトのビットとしては王道です。種類・サイズ共に豊富にあります。
・ビットが長いか短いか
・ビットサイズ +0+1+2+3+4など
・両側+か片側+か
・磁石付きかどうか
など細かい所を挙げるともっともっと種類がありますが、使用感に大きく影響する所は以上のような点が挙げられます。
ビットの長さは短ければ力を伝えやすいですが、奥まった所のビス打ちは不向きになります。
ビットサイズは一般的なビスであれば+2が多く、スリムビスなどの細いものを締め付ける場合は数字を下げます。(+2より+1が細い)
両側+になっているものと、片側だけ+になっているもの、片側+1で片側+2や片側-(マイナス)などかなりの種類があります。
インパクトのヘビーユーザーは「これがいい」という物があるのかもしれませんが、個人的には両側同じ+の物がビットがナメっても反対側を使えば新品なので重宝しています。
磁石はビスがステンレスなどでなければあった方が良いです。
-(マイナス)ビットや六角ビット
プラスに代わり、ビットの先端がー(マイナス)になったものや六角になったものがあります。
プラスビットの内容とほぼ重複するので詳細は割愛します。
六角ソケット
六角ボルトを締め付けする場合、インパクト用のソケットを用います。
六角ビットの逆で、ソケットがボルト頭を受ける形となっています。
インパクト用のソケットのサイズは8㎜~30㎜程度まであります。
インパクトビットの紹介ページなので紹介しますが、径の大きいものは可能であれば軸の太い機械で締め付けするのをお勧めします。
30㎜を使用したことがありますが、インパクトの軸だと割とすぐに折れてしまいます。
研磨する
インパクトのビットで出来る研磨は、鉄のバリの研磨、塗装剥がし、車のポリッシャー替わり等様々な種類があります。
バリの研磨
鉄キリやホールソーであけた穴の断面にバリが出来てしまったり、面取りをしたい場合に使用できます。
また全ネジボルトを切ったときにナットが入りづらくなる時があります。ナットを入れるのに切った断面を研磨できる製品もあります。
塗装剥がし
塗装を部分的に剥がしたい場合や、さび落としなどに使える製品です。
車の洗車
ポリッシャーの代わりをインパクトで出来てしまうという製品です。
混ぜる
塗料缶の中を混ぜたり、グラウトなどの撹拌にも使用できます。
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