・建築現場で使用される「バタ角」の解説
・いつ、だれが、どのような時に使用するか解説
建設現場では多くの資材が搬入され施工(設置)されます。
バタ角は主に現場内の物流において使用される角材のことで、90×90サイズが一般的です。
バタ角って何?
バタ角は現場では主に木材で90㎝×90㎝のものをさします。
長さは12尺(3640㎜)や6尺(1820㎜)など用途に応じて様々になります。
どんなときに使用される?
バタ角は建築資材の搬入時に使用されることが多く、
・鉄筋
・鉄骨
・断熱材や石膏ボードなどのボード材
・木材
などの搬入時の台木として使用されます。
バタ角の上に材料を置くことにより、以下のようなメリットがあります。
・置いた材料の下に隙間が生まれることにより、汚れ、濡れから保護できる。
・玉掛のワイヤーやスリングベルトを容易に通せる
鉄骨搬入時の例
鉄骨で例えるとまず材料はトレーラーなどで現場搬入され、現場に荷下ろしされます。
荷下ろし後、鉄骨建方で一つ一つ部材がクレーンで吊られて組み立てられます。
部材を一つ一つ吊る際に、地面に鉄骨直置きだと玉掛時に吊りにくい部材等があります。バタ角があることにより、円滑に一連の作業が出来るという結果になります。
ボード搬入時の例
石膏ボードなど、水濡れNGな搬入物も一時的に外に置かなければならないケースがあります。
バタ角の上にボード材を置くことにより、雨が降っても地面からの水から保護できます。
また搬入時に地面に直置きだと搬入物の重さで吊具(スリングベルト等)が外せません。
車輌・建設機械通行場所の段差解消
搬出入時に地べたに直接置くため、汚れで用途が限られます。
例えば基礎コンクリート打設後の梁上ふかし筋を重機に踏まれないよう、バタ角を積み上げてその上に重機を通したりします。また歩道と車両の間のブロック(縁石)の段差解消にバタ角を使用したり、基礎周りの工事が終わると段差解消のための道具として使用されたりします。
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90角のバタ角で1mあたり約4㎏です。
運ぶのも使い勝手も2m程度のものが取り回しがよく使いやすいです。
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