・ネットワーク(クラウド)カメラ設置の基礎知識について
・ネットワーク(クラウド)カメラの電源・機器・通信方法について
【IPカメラ】ネットワーク(クラウド)カメラとは
現場に行かなくても現場を確認できる時代が浸透してきています。
IPカメラを用いることにより様々なことが可能となります。
・現場全休日のリアルタイム現場確認(台風・強風時の足場など)
・事務所モニターなどでの現場進捗確認
・事務所、倉庫荒らしの撃退
・工具、発電機、銅線の盗難などがあったとき録画を確認できる
などと、インターネットに繋がったカメラ映像を使用し、現場に居なくても手元のPCやスマホで状況確認ができます。
人感センサーや、スピーカー搭載のIPカメラを使用すれば、現場休業時に侵入者がいた場合通知で教えてくれたり警報音などでの撃退も可能です。
IPカメラ導入に必要なもの
IPカメラにはさまざまな種類があります。
・外で使用したい
・建物内で使用したい
・数台カメラを設置して一元管理したい
などと、使用目的によっても必要なものが変わります。
ここではIPカメラ導入に際して準備が必要なものについて簡単にまとめます。
電源
・コンセントからの電力供給
・カメラ内蔵バッテリーからの電力供給
・太陽光パネル+バッテリーからの電力供給
電源の供給方法はこの3種類です。
供給方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
コンセント | ・途切れることなく撮影可能 ・手間がかからない | ・設置、撤去時の電気配線が必要 |
バッテリー | ・コンセント配線不要 | ・数日おきにバッテリー充電が必要 ・充電時は撮影不可 |
太陽光+バッテリー | ・コンセント配線不要 | ・バッテリー残量管理が難しい ・バッテリー充電が必要 |
複数台カメラを使用する場合はPoE給電という方法もあります。
LANケーブルにより給電する方法で、PoE対応のカメラ機器にLANケーブルを繋げばモデムから電源を供給できます。
4台カメラを使用したい場合、通常ならコンセント×4個 LANケーブル×4本のところ、LANケーブル4本で給電も通信も出来るといった方式です。
インターネット環境
カメラをインターネットと繋ぐ方法は以下の3つとなります。基本的にカメラの仕様で繋ぎ方が異なります。
・カメラに直接SIMカードを差し込む
・WIFI環境下で使用する
・LANケーブルを差し込む
SIMカードを使用するとカメラ1端末に1枚SIMが必要となります。よって1現場1台などで使用を考えている場合に向いています。複数台使用したい場合はWifi環境下で使用するかLANケーブルを使用する方法が一般的です。
設置場所
単管に固定できるものや壁に固定するものなど設置タイプが様々です。
現場の設置したい位置に合わせた機器選びが重要です。
保存場所
映像の録画場所は、以下の通り。
・カメラに差し込んだSDカードに録画する
・クラウド上に録画する
・HDDなどの大容量保存端末に録画する
長期間保存したい場合はクラウド上かHDDに録画がおすすめです。何かあったときに見返すのも楽に出来ます。SDカードは比較的両者よりも保存容量が少ないため、長期間の録画に不向きです。
使用目的別おすすめの設置例
・複数台使用したい
・安価で済ませたい
・360度全方向録画したい
などの目的に合った設置が必要です。一例として具体的な導入方法をまとめました。
機器を購入し、既存設備を利用して自分で設置する
カメラ・SDカードのみ購入し、既存インターネット設備を利用して運用する方法です。手間は多少かかりますが月額料金が発生せず、安価で済みます。
・現場事務所の防犯目的の撮影
・現場事務所付近から屋外の撮影
・小数台のカメラ設置
防犯CAMCAM という販売数100万個以上の実績のある防犯カメラ専門店から抜粋した商品です。
動体検知によりスマホへの通知も可能で、カメラにはマイク・スピーカーも搭載されているため、リアルタイムで双方向通話が可能です。現場に不在中の泥棒の追い払いや、音声記録にも活躍します。
業者に依頼し、リース・インターネット契約をする
一番手っ取り早い方法がこれです。インターネットが絡むとややこしい設定や情報管理が発生します。機器のプランニングや設定まで全て業者に依頼し、導入する方法です。
・現場各所に複数台設置したい
・現場全体を見渡せる場所に設置したい
・事務所、倉庫などの防犯目的で設置したい
電源・通信環境は用意できるが、録画をクラウド上で行いたい
全て業者に依頼すると高額となります。機器設置までを行い、撮影した動画の録画保存(クラウドサービス)のみを契約する方法です。
・少数、複数台設置したい
・事務所、現場内などの室内に設置したい
・1カ月程度クラウド保存データを残したい
サイカメ【最安値級保証のクラウド防犯カメラ】 での導入事例の紹介です。
最安値保証の防犯クラウドカメラとあってコスパには自信のある企業です。天井設置型の機器と置型の機器を提供しており、用途に合わせて設置が可能。天井設置型だと室内をほぼ全域を見渡せるのが利点です。
設置例以外にも多くの企業が提供
多くのIPカメラを扱う企業が増えてきており、現場の目的に合ったプランで運用できるようになってきています。
初回で「どんなものか解らない」や「とりあえず試しにやってみたい」などという場合は、環境があれば先に紹介した防犯CAMCAMで製品を購入して試しに運用してみるというのも手だと思います。
コメント