現場で使いたいタフでブレないカメラ5選+1【2023年度版】

その他
・現場で使用する「工事写真用カメラ」5商品の徹底比較
耐久性(防水、防塵、耐衝撃)手ぶれ暗いところでも綺麗に撮れるの3点を重点に比較
・現地調査などの調査時にお勧めしたいカメラを紹介
 

現場監督におすすめのカメラ

建築現場の現場監督は提出用の工事写真台帳を作るにあたり、写真撮影は必須の仕事です。

カメラを購入する時は雨天時や、衝撃を受けやすい環境使用する事が多いので耐久性のあるカメラ選びが必要です。

筆者の体験談ですが、現場で「工事写真専属」で現場入りしたことがあります。その際にカメラを新しく買い与えて貰いました「耐衝撃無し・防水なし」のカメラを与えられました。予算もあまりなく、突貫現場での追加人員だったので取り急ぎでカメラを買い与えられました。

新しいカメラで大切に使用していましたが結果、雨の日でも絶対に使わないといけない日もあり3か月でカメラが壊れました。例としては極端ですが「安物買いの銭失い」にならない様、耐久性のある使いやすいカメラ選びが重要ですので、このサイトでカメラ選びの参考になればと思います。

カメラ選びのポイント3つ!

それではどのような性能を持つカメラ選びが必要か。この記事では3つのポイントに焦点をあてて比較しています。

シャッタースピードの速さ(手ぶれ防止機能も含む)

工事写真はタイミングと、工事が進むと二度と取れない写真があるので正確でブレのない撮影が重要です。台帳を後々まとめている時に、重要な写真がブレている、、なんて事が起きないようシャッタースピードの速さは重要です。職人さんに「ちょっと写真を撮るからその体勢で止まってください」みたいなやり取り無しで撮れるカメラを比較対象にしています。

F値・ISO感度(暗所でも綺麗に写真が撮れる)

建築現場は何かと暗所での作業が多いです。建物内は照明がつかなく、外のほうが明るくて逆光になるシーンもあり、写真を取り直す事も。逆光はカメラの性能というよりも環境上仕方のないことです。ただ少しでも光を多く取り入れられるカメラ明るい写真を撮れる物を選別しました。

耐久性(防塵・防水・耐衝撃)

なんといっても工事現場では重要な耐久性。

  • 雨の日の撮影
  • 埃が多い中での撮影
  • 撮影時に落としてしまっても壊れないもの

など、必須項目です。耐久性を激選してまとめました。

 

以上のポイントにフォーカスをあてて比較しています。

激選5つのカメラ

第5位 RICOH WG-80


RICOH公式より引用
手振れ性能 3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
暗所での撮影 3 out of 5 stars (3 / 5)
耐久性 4 out of 5 stars (4 / 5)

手ブレの性能については「電子式手ブレ補正」もついており、シャッタースピードが最短で1/4000秒ISO感度は最大6400とスポーツのアクティブな動きにも対応するスペックで、性能は申し分ありません。

暗所での撮影はF値3.5とこれも一般的で、工事現場の撮影では若干暗く映ってしまうシーンもあるといった所でしょう。

耐久性に関しては今回紹介した5製品とも防水・防塵性能は規格値が同じで、どれも最強です。(JISで定められている保護等級の一番上限のものを紹介しています)耐衝撃性能は少しばらつきがあり、このカメラが5製品の中で一番性能が低く1.6mの高さから落としても耐えられる性能となっています。

比較対象としていませんが以下の特徴があります。

・WifiやBluetoothの機能がついていません
・1回のシャッターボタンの操作でフラッシュ有り無しの2枚の写真を同時に取れる機能があります。
・国土交通省写真管理基準(案)「CALSモード」搭載
・撮った写真をその場で確認しやすい「アウトドアモニター」搭載

リコー RICOH WG-80 オレンジ WG80OR

 

第4位 LUMIX DC-FT7

RICOH公式より引用
手振れ性能 4 out of 5 stars (4 / 5)
暗所での撮影 3 out of 5 stars (3 / 5)
耐久性 4 out of 5 stars (4 / 5)

手ブレの性能電子式手ブレ補正」がついており、シャッタースピードも最短で1/4000秒(メカニカルシャッターと電子シャッターの併用)となっています。機械によるシャッターの補正が入りブレにくい製品となっています。。

暗所での撮影はF値3.5と一般的です。ISO感度も一般的な物で暗所での撮影は少し不向きです。

耐久性は防水性能が水深20mで2時間の使用が可能な程度となっており、雨の日の使用や、汚れた時の水洗いは可能です。また耐衝撃性能は2.1mの落下試験もクリアしています。防塵や‐10度の環境にも対応しています。

業務用の工事カメラとして売りに出されています。タフな性能はお墨付きと考えてよいでしょう。
コスパなどの観点からこの順位としましたが、「とにかく現場工事用のカメラで良いもの」と考えるならこちらの製品がおすすめです。

 

第3位 COOLPIX W300

Nikon公式より引用
手振れ性能 3 out of 5 stars (3 / 5)
暗所での撮影 4 out of 5 stars (4 / 5)
耐久性 5 out of 5 stars (5 / 5)

手ブレ機能について、手振れ補正機構付きでシャッタースピードが最短1/1500秒と紹介する製品の中では一番シャッタースピードが遅いものとなっています。比較すると一番遅いですがISO感度は6400とあり、問題なく使用できる性能です。

暗所での撮影F値2.8と紹介した製品の中で2番目に明るいレンズです。

耐久性は耐衝撃性能が2.4mの落下試験にクリアしており、5製品の中でトップの耐衝撃性能です。

暗所での撮影に強く衝撃にも強いカメラで現場向きのカメラと言えるでしょう。また一番広角のレンズになっています。狭い場所で広い視野の写真を撮りたいシーンが多くある現場では嬉しいスペックが、このカメラのポイントの一つです。

Nikon デジタルカメラ COOLPIX W300 BK クールピクス 1605万画素 ブラック 防水 耐寒 防塵

 

第2位 FinePix XP140

Fujifilm公式より引用
手振れ性能 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
暗所での撮影 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
耐久性 4 out of 5 stars (4 / 5)

まず手ブレについて、こちらも手振れ補正機構付きです。シャッタースピードは最短1/2000と一般的です。がISO感度が最大12800となっています。ISO感度を高くすると若干画質の粗さが目立ちますが、風景ほどの繊細さのある写真は工事写真ではあまり求められないので、手振れ補正は優秀と言って良いでしょう。

次に暗所での撮影F値は3.9と一般的なカメラよりやや暗いレンズを使用しているのが残念な点です。これもISO感度を高くして明るく撮影するなど工夫をすれば暗所でも良い撮影が出来ます。

最後に耐久性ですが、耐衝撃性能は1.8m身長かやや高いところから落としても大丈夫であれば十分な耐久性です。

Wifi,Bluetoothにも対応しており、比較的安価でありながら高いスペックを兼ね備えているので2位としました。このカメラは安いながらにして高い性能を持っているので、コスパでいけば1位のカメラと言えます!

 

第1位 OLYMPUS Tough TG-6

OLYMPUS公式より引用
手振れ性能 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
暗所での撮影 5 out of 5 stars (5 / 5)
耐久性 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

手ブレについて、手振れ補正機構付きシャッタースピードは最短で1/2000秒。ISO感度は最大で12800となっています。こちらは2位の製品と同等の性能を持っていて工事写真では十分なスペックと言えます。

暗所での撮影は、2位製品に勝るF値2.0と5製品の中で最も明るいレンズを採用しています。

耐久性は耐衝撃性能は2.1mとなっておりこちらも十分です。

どこをとっても最強スペックな製品で、比較対象には含んでいない面でも優れています。5製品の中で2番目に広角撮影可能であり、Wifiにも対応。一度の充電で一番多くの枚数を撮影出来て(バッテリー持ちが優秀)、耐結露機能も付いています。

オリンパス Tough TG-6 RED レッド 《納期約1−2週間》

現場カメラ+1選

意外と知られているようで知らない便利なカメラを紹介します。

改修工事や、新築の着工時の近隣調査現地保存写真などに使用できる360℃カメラです。

着工時の近隣調査で例えますと、近隣建物の基礎や壁のクラックを1枚1枚すべて写真で記録して図面に落とし込んでおいて、、、など膨大な写真の量が必要になります。

insta360というカメラを使用すればそんな写真が1回の撮影で済みます。

insta360 X3

簡単に言うと、googleのストリートビューみたいな静止画を記録することが可能になります。

正直、この製品を知っていると知っていないとで現場で今まで撮っていた現地調査などの撮影手間がバカバカしくなるほど作業効率が上がります

自撮り棒との組み合わせが使い勝手がよく

・天井内に潜らなくても点検口にカメラを突っ込めば360度写真が撮れる
・屋根上の写真等、2階の窓から自撮り棒を伸ばして360度写真が撮れる
 (漏水や雨漏れ調査など足場無しで確認が可能)
・スマホとBleutooth接続し、U字溝の内部などを確認できる

長い自撮り棒を用いることで、外観調査のほかに上記のような調査の用途として使えます。
使い方によって、足場が必要なところも足場無しで確認が可能になります。

 

現場に1台あると、心強い味方のカメラです。

詳しい使用事例や撮影した写真を以下のページで紹介しています!
【業務効率化】現場導入必須!調査や現状報告の時短にはこのツールで決まり!

 

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